Case studies お客様事例のご紹介

Case studies

Chiba University of Technology

Solution

千葉商科大学付属高校様 Chiba University of Technology
Interviewee

Interviewee

中央/千葉商科大学付属高等学校 校長 浅川潤一 氏

右 /千葉商科大学付属高等学校 教頭 樽 正人 氏

左 /千葉商科大学 
情報基盤センター センター長 柏木 将宏 氏

千葉商科大学付属高校様 Chiba University of Technology

Interview

ICTコンサルティングのポイント

BEFORE

  • 新たな教育環境施設として新校舎の建設プロジェクトが開始され、ICT環境に関するキャンパスグランドデザインを描く専門家が必要であった。
  • 新校舎で必要とされるICT教育インフラ環境構築について、建設会社との折衝や調整をする必要があった。

AFTER

  • SIer として、高校の立場で教育環境施設の検討段階よりICT環境導入に向けたICTコンサルティングを実施。
  • プロジェクト計画案策定、要求・仕様の精査、システム設計、実装からプロジェクト全体の管理・運営サポートまでを担当。

お客さまの課題・ご要望

新校舎建設に伴うICT環境の検討について、
通常業務を行いながら対応する必要があった。

「新校舎の建設に伴う施設設備の校内ネットワーク、コンピュータ、AV、ITV(監視カメラ設備)、電気錠などのICT環境整備に向けて『どのようにプロジェクトを進めたら良いか』、『先生方の意見や要望をどのようにまとめるか』、『活発かつ円滑な教育サービス利用を支援してくれるICT設備には何が必要であるか』などさまざまな観点で具体的なICT環境が見通せない状況でした。また、システム導入のためには、建設会社との折衝や調整を行う必要がありましたが、付属高校スタッフだけでは手数が足りないことや、内容の専門性からも対応が難しいものがありました。」(柏木氏)

業務システムの統合化をきっかけに、 GAKUENデータセンターへ学内サーバを集約

現場の先生方からの要求に従ったシステムを構築するだけではなく、システム要件や導入システムの検討、プロジェクト運営、建設会社との折衝や調整など、付属高校様の代理としての役割も含めた業務支援を要望されていました。

業務システムの統合化をきっかけに、 GAKUENデータセンターへ学内サーバを集約

アルファコンピュータからのご提案・解決方法

要望を具現化するためのコンサルティングを行い、付属高校様の立場で建設会社と折衝。
ICTコンサルの立場からプロジェクトを指揮する。

まずは教員、職員、系列大学の職員で構成される付属高校様のプロジェクトチームと定期的な会議体を設け、各プロセスでヒアリングを実施しました。要望を具現化するためのコンサルティングや、ICTインフラの専門的な知見を交えながら各システムの概要設計を行いました。その後、付属高校様の要望との齟齬がないように密に連携を取りながら運用面や管理面を考慮したICT環境のキャンパスグランドデザインを完成させました。

また、検討業務や構築業務の推進においては、プロジェクト全体の管理や運営サポートのほかに、建設会社との調整も実施しました。建築図面に関わる設計部や設備配置・配管、工期や双方の作業工程範囲の協議など広範囲にわたり、付属高校様の技術担当者様の代理として建築会社に対する確認や指摘、相談、調整などにも対応しています。

21世紀型スキルを身に着けさせる
ICT環境の整備に向けた、
教育環境の構築を全面支援

ご提案一式

  • ICT導入支援コンサル

    PC教室一式

    校内ネットワーク機器及び配線

    校内監視カメラ

  • 全教室に電子黒板を設置

    ICTメディア室一式

    無線LAN

    電気錠システム ほか

21世紀型スキルを身に着けさせるICT環境の整備に向けた、教育環境の構築を全面支援

ICTコンサルとして、ICT環境の検討を当社が前面に立ち業務を進めることができました。当社が全体設計を把握することで、検討業務における進捗状況や課題などを把握でき、付属高校様側のタスクや検討事項の抜けや見落としを防ぐことにも貢献しました。また、インフラ構築業務も合わせて実施させていただいたことで広範囲にわたるシステム導入をお客さまのご要望通りに提供することができました。

  • それぞれの教室・機器の特長を踏まえ、写真を解説しますそれぞれの教室・機器の特長を踏まえ、写真を解説します

    多目的メディア室

    壁面に3台のプロジェクタとAV設備、一人一台のノートパソコン、可動式の机と椅子などICTを活用した多様な授業スタイルが実践されます。

  • それぞれの教室・機器の特長を踏まえ、写真を解説しますそれぞれの教室・機器の特長を踏まえ、写真を解説します

    コンピュータ教室

    最新パソコンが利用できるコンピュータ室です。教員と同じ画面を共有するセンターモニターや生徒のプレゼンに活用するプロジェクタも整備されています。

効果

専門的な対応を任せることで他の業務に注力。補助金申請もサポート。

  • 専門知識の補完

    「現状の課題や新校舎ICT環境に対する要望把握や取りまとめが専門的な視点で行われ、コスト面も含めた現実的な解として提示してもらえた。また、要求やスケジュールなど未確定要素が多いながらも、設計にあたっての柔軟な対応や変更マージンを備えた提案により当初の計画通りプロジェクトが進捗できました。」(柏木氏)

  • 業務効率化

    「建設会社との折衝では付属高校の立場で要求を伝えてもらえたので、専門的な対応を任せることができました。これにより付属高校のスタッフは、他の対応に注力ができました。」(樽教頭)

  • 補助金申請のための対応

    「新校舎設備導入の補助金申請では、情報収集やタイミング、スケジュールの提示、申請書類作成の支援など、多岐にわたる対応が得られ、結果として補助金を獲得することができました。」(柏木氏)

千葉商科大学付属高校様が描く、ICTの未来

課題解決型の授業を提供するために、ICTがますます重要に。

課題解決型の授業を提供するために、
ICTがますます重要に。

一人一台(One by One)のiPadを新校舎に先駆けて導入。新校舎竣工後は、全館無線LANを完備し、これまでのLTE容量制限もなくなりました。

「国が掲げる全国一律のICT環境整備、一人一台の端末および高速大容量通信ネットワークの整備、いわゆる『GIGAスクール構想』の実現に向けて、新校舎では太い回線を設けることが不可欠だと考えていました。

課題解決型の授業を提供するために、ICTがますます重要に。

『21世紀型スキル』を生徒に身に付けてもらうための双方向型、課題解決型の授業を行うには、クラス全員に同じコンテンツを提供すれば済むのではなく、グループごとに必要な情報を収集したり、瞬時に情報を共有したりする必要がありますからね。新校舎にオープンスペースを複数設けたのも、プロジェクトベースドラーニングにおいて、ディスカッションやディベートをするための場を増やすためです。」(樽教頭)

「グローバルで多様性のある世界のなかにおいて、教員自身が経験則として答えを持っていない未来の課題、我々にとって未知の課題について、生徒が協同して解決していくための授業をする必要があり、本校でも、グループ学習や、複数の教師で行う教科横断型の授業を増やしています。こうした授業を充実させるために、ICTが果たす役割は今後ますます増えていくと思っています。また、学校が提供する教育サービスの均一化や、質の向上にもICTは貢献しています。以前は、授業はある種の職人技のような側面があったのですが、良い授業や先鋭的な授業を教師間で共有して取り入れていくといったことも可能になっています。これまでの枠組みにとらわれない教育を、今後も模索してまいります。」(浅川校長)

課題解決型の授業を提供するために、ICTがますます重要に。

お客さまプロフィール

お客さまプロフィール

千葉商科大学付属高等学校様

一人一台(One by One)のiPadを駆使したプレゼンテーション能力、双方向型スタイルで身に付く課題解決能力とイノベーション能力などの「21世紀型スキル」を生徒に体得させるために「ICT環境を活用した授業スタイル」を推進している。2021年9月からは新校舎(第一期)での授業が開始され、ICT環境の飛躍的な発展と合わせて、新たに多目的メディア室やPC室、図書室、アクティブラーニング室などの授業環境が整備される。これまでの「講義型授業」から「教科横断型授業」への変革をさらに加速させ、「地域、国際そして未来の社会に貢献する想像力豊かな人材の育成」を実践している。

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