Case studies お客さま事例のご紹介
Interview
IC学生証をかざす簡単操作のオンデマンド印刷管理システムをキャンパス内全域に導入。
UI改善により運用を簡略化し、費用と工数も削減。
システム導入のポイント
BEFORE
利用者
- 学生所有のノートPCから大学内のプリンタには直接印刷できなかった。
- 印刷管理システムの利用者向け機能には印刷可能な残枚数の確認機能しかなく、閲覧者が少なかった。
管理者
- 印刷管理システムのUIが独特で利用しづらい。
- 印刷管理システムでログ取得ができないためプリンタの利用状況が分析できない。
- 印刷管理できるのが特定メーカーのプリンタのみ。そのため、大判プリンタは管理ができない。
AFTER
利用者
- 無線LAN接続された学生所有のノートPCから容易に直接印刷が可能になった。
- 印刷管理システムのUIが分かりやすくなり、印刷枚数の管理、不要印刷物の削除、印刷枚数上限値の追加なども利用者管理画面から操作できるようになった。
管理者
- 印刷管理システムのUIが分かりやすい。
- ログ取得ができ、プリンタの利用状況の分析に役立つ。
- 大判プリンタの印刷管理が可能。
- 特定メーカーに限らず、オンデマンド印刷プリンタとして利用できる。
お客さまの課題・ご要望
BYODで学生のノートPC持ち込みが増加。
印刷管理システムに課題。
「BYODを取り入れ、2020年度から学生のノートPCを必携にしている本学。印刷管理システムをリニューアルする前は、学生が自分のノートPCを大学の無線LANに接続した際に、印刷管理システムのUIが使いづらいものになっていました。
また、オンデマンド印刷を一部導入しており、利用する際にはプリンタのタッチパネルにユーザ名とパスワードを入れる必要がありました。ところが、キーボードではないタッチパネルでの操作が不便であり、またパスワードはスマホに覚えさせているという学生も多く認証がうまくいかないこともしばしばありました。
管理者側としては、ログ取得ができなかったため、誰が何枚プリントアウトしているか、何曜日にどの学科でプリンタの使用が多くなるかといった詳細な利用状況が把握できず、用紙の節約や補充の面に課題がありました。」(柏木氏)
アルファコンピュータからの
ご提案・解決方法
学生証をかざすだけ。プリンタ前での操作がなくなり大幅に簡略化。
「オンデマンド印刷時のユーザの認証や印刷方法について、当初は学生がプリンタに設置した専用PCで操作して印刷する予定でしたが、学生証をICカードリーダにかざすだけで印刷ができる運用方法をご提案いただきました。おかげで、オンデマンド印刷時の操作が不要となり、かなりラクになったうえ、操作ミスが削減されて用紙の節約にもつながりました。」(柏木氏)
効果
プリンタ全台オンデマンド化やUIの刷新により、コストも運用工数も削減に成功。
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利便性の向上
簡単な操作で学生が所有するPCから直接印刷ができるようになりました。印刷枚数の管理や不要な印刷物の削除、上限枚数追加なども利用者自身で行うことができます。オンデマンド印刷の操作についても、ワンアクションで印刷ができるようになり利便性が向上しました。
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コスト面
全てのプリンタがオンデマンド印刷となったため設置台数が削減できました。結果として用紙やトナーの消費量などランニングコストの低減も期待されます。
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業務効率化
印刷管理システムがフレンドリーなUIに改善されたことで、利用方法を直感的に理解できるようになりました。
アルファコンピュータのサポート体制
導入を担当したSEが保守サポートチームと連携して、迅速な対応を実現。
印刷管理システム導入後は、システム導入を担当したSEが保守サポートチームと連携しながら、運用サポートを提供します。
「大きい会社だと、導入担当とサポート担当が別の会社であることも少なくないところ、導入に携わった方がサポートに加わってくれるのはとてもありがたいです。やはり、こちらからの要望や説明が通じやすく、対応も早くてとても助かっています。また、プリンタの紙詰まりなど、あまり専門的ではない相談にも対応してもらえ、リカバリー範囲の広さも良いところだと感じています。」(柏木氏)
千葉商科大学様が描く、ICTの未来
デジタル社会をリードする人材育成のため、ICTの活用で教育の質を高めていく。
「新型コロナの影響を受けて、遠隔授業が増えました。それに伴い、教材をオンライン環境に置いて自習できるオンデマンド教育を行うなど、新しいスタイルの授業を行っています。そのほかにも、良い授業を共有したり、学生が自分の進度に合わせて授業を動画で振り返ったりと、教育の質を高めるためにICTを活用する機会は今後も増えていくと思います。
ビジネスの世界でAIの活用やDXが進んでいるなかで、学生には、そのようなデジタル社会で活躍できる人材になってほしいと考えています。
そのために、ノートPCの必携化や、データ分析・活用に関する科目の配置・強化、ICTに関する資格取得講座の実施などに取り組んでいます。ICTツールを使いこなすのはもちろん、それを活用して新たな価値を創出できるような人材を育てるために、今後も教育環境を整備していきます。」(柏木氏)
お客さまプロフィール
千葉商科大学様
創立95周年となる2023年度までの五ヶ年にわたる中期経営計画の戦略目標として「IST戦略(Information、Sustainability、Trust)」を掲げている。そのなかの『Information』では「超スマート社会で活躍しリードする人材を育成するため、本学ならではの特色ある教育を実現する」を目標とし、すべての学生に最適化されたICT教育インフラを整備することを重点戦略の一つとして取り組んでいる。2020年度の入学者からは「PC必携化」が始まり、そのための教育環境整備や学生サポート体制の構築が進められている。